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公務員と民間の両立って可能ですか?

2016年04月04日10時00分

公務員試験と民間企業への就活の両立は多くの方が悩まれる問題ですね。公務員試験は受験者数が減少傾向であるとはいえ、公務員試験の申込者数は国家公務員(院卒者・大卒程度)で約9万人。地方公務員も都道府県の行政・事務系だけでも約3.6万人ですので本当に沢山の学生さんの悩みの種ですね。

一般的に公務員と民間の両立は避けたほうがいいと考えられる方が多いのではないでしょうか。公務員試験のために試験勉強をして、民間の企業に就職するために業界研究をしなければいけません。そのため時間がかかります。公務員試験か、民間に就職するかどちらか一方に集中する方が、より効果が出ると考えるのは当然だと思います。

しかし、実は公務員試験と就活は相互に良い影響を与えることが良くあります。公務員試験を見据えた努力は就活での知識や経験談として有用ですし、就活での面接経験や業界研究は公務員試験での面接に生きてきす。さらに、両立することは相乗効果を生むだけでなく、自分の進むべき道をはっきりさせることにつながります。

なぜなら、全てに於いて何事も経験してみないと分からないからです。百聞は一見に如かずとはよく言ったもので、自分のやりたいこと、向いていることは行動してみないと絶対に分かりません。両立して行動を起こしてみることで「これはどうしても興味が湧かないな」、「自分は意外にこの業界に興味を持っている」などといったことが分かってきます。これが一般的な手法では無いですが、就職活動を行う上での自己分析となることもあります。

まとめると、私は一部の超難関試験を除き、両立には賛成です。自ら道を狭めるのではなく、広い視野を持ちつつ最大限自分の未来の選択肢を増やしてみてください。あなたの人生において「とてつもなく大きな決断」である職業選択の時間が満足のいくものになるはずです。

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