自己PRは最初の文だけで即刻落ちてしまうことがあるよ
高田 晃一2019年02月26日08時00分
この文章がアップロードされるのは、2019年2月26日です。
ということは、3日後の3月1日に大手ナビサイトがオープンされ、同時に多くの企業はエントリーシートの出題文を発表します。
2020年卒向けの就職活動は早期化の様相を見せています。
なぜなら、エントリーシートの受付の締め切り日が3月8日をしている企業が結構多いのです。
8日(金曜日)に締め切って、土日を丸々使って審査し、月曜日の朝に1次面接の案内をする、という急ピッチな流れを執る企業も結構多いためです。
よって、就活生である皆様はもう、自己PRと学生時代に力を入れたことの文章は、200字でも800字でも、どんな文字数が振られてもすぐに書けるようにしないと、かなりまずいです。
それで私は、その土日(3月9~10日)は某有名大手企業で本選考のエントリーシートの審査をしてきます。
先日、この審査に関しての打ち合わせをしてきました。
このときに話しに出てきたのは「自己PRで最初の文を見ただけで落とす場合があるよね」ということです。
私は100社くらいのエントリーシート選考の審査官をしてきましたが、全ての会社において共通して、最初の文を見ただけで即刻落ちる自己PRがある、ということです。
これは意外に多くの就活生が書いてしまっているものですので、気をつけた方が絶対に良いです。
その即刻落ちる最初の文は、主なものでは下のとおりです。
・自分から進んで挑戦できることです
・経験を応用して活かすことです
・私は自分で定めた目標に対して努力をし、必ず達成させる力があります
・私はどんな困難にも全力で立ち向かいます
・私は、課題発見解決能力があります
・私は実行力があります
以上のとおり挙げましたが、これらと同義のものも即刻落ちると考えてOKです。
なぜ、即刻落ちるのか?社会人として当たり前すぎるためです。
上に書かれていることができないと、仕事として絶対に成立しないためです。
あまりにも当たり前すぎるため、「当たり前なことをアピールされても困るね」ということで即刻落ちます。
ここのところは絶対に気をつけましょう。
それでは、何をアピールすれば良いのか?
簡単です。
その会社が求めている人物像を正確に掴み、その人物像に適っているのが私なのですよ、とご自身のエピソードを交えて述べれば、エントリーシートの選考は簡単に通過します。
しかし、その会社が本当に求めている人物像を正確に掴む作業が、少し面倒です。
これは会社のホームページやパンフレット、ナビサイトには掲載されていません。
よって、就活生であるあなたが会社説明会などで担当者に直接「どんな後輩と働きたいのですか」といった感じの質問を振ってみましょう。
そうすれば、簡単にわかりますね。
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