就活生は絶対に大手企業に入社しよう!
高田 晃一2019年10月01日09時00分
9月27日付けの日本経済新聞の1面より。
ジャパンディスプレイ(以下JDI)に対して中国ファンドからの支援が見送られた、という記事です。
この記事を見まして私は、「新卒で就職するのなら、絶対に大手企業だな」と確信しました。
なぜか?
その最たる理由は、シェアを獲っている大手企業は、倒産の危機にさらされていても、国が助けてくれるためです。
過去を見ましても、JALや東芝は、国から直接に助けてくれました。
別の方法でシャープや日産自動車なども助かっています。
会社自体はなくなりましたが、山一証券や長銀なども違った方法で助かっています。
今年の5月にトヨタ自動車の豊田社長が「終身雇用は難しい」という発言がありました。
これにより「会社員は終わった」と起業家界隈や個人事業主界隈で騒がれています。
しかし、本当に終身雇用が難しくなったら、労働組合が黙っていません。
ストを起こすといった強行的な行動に出るはずです。
これが労働組合を持っていない非大手企業ですと、倒産の危機にさらされたら、本当に倒産してしまい、影も形もノウハウもなくなってしまいます。
これでは非常に悲しい。
是非、どうにかして大手企業に入社しましょう。
大手企業にどうしても入社して欲しい理由は、もうひとつあります。
転職のしやすさです。
万が一、転職することになってしまいました。
このとき、大手企業から大手企業への転職は(転職を決めた時点のあなたの社会人としての能力にも因りますが)結構簡単です。
しかし、非大手企業から大手企業への転職は不可能、といっても良いくらい難しいのです。
よって、転職によって、年収を大幅に下げる人が多く居られる現実があります。
転職会社の広告で「転職で年収を200万円上げた」というコピーがあります。
これは「大手企業に在籍していた」ことと「転職先の求めているスキルに合致した」という大前提があって成立することであり、これは実はレアケースなのです。
皆、転職会社の広告に騙されてしまうのです。
これでは非常に悲しい。
是非、どうにかして大手企業に入社しましょう。
大手企業と申しましたが、有名大手企業に入社できれば、それに越したことはないのですが、そういった企業は大体、競争倍率が1000倍を超える超難関です。
私がオススメしたいのは、無名の大手企業です。
日常生活では欠かせない製品を作っているのだけど、世間的な知名度の無い企業です。
こういった企業を狙って、就職活動を進めていきましょう。
実は私が新卒で入社した会社も無名の大手企業でした。
街中にある交通信号機で国内シェア1位の会社に在籍していました。
2020年卒の入社のための競争倍率は発表されていないため不明ですが、私が就職活動をしていたときの競争倍率はたったの4倍でした。
1000人の中の1人になるより、4人に1人になる方が圧倒的にも精神的にもラクです。
そういった無名の大手企業を目指して、就職活動を進めていくことを私は全力でオススメします!
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