今の日本で成長の真っ只中にある業界は何なのか?
高田 晃一2019年06月18日07時30分
6月13日付け日本経済新聞の28面より。
小惑星探査船の「はやぶさ2」の全面広告です。
この探査船は日本中の製造業の技術が集まっています。
「はやぶさ2」の裏のミッションは「日本の製造業の再興」にあります。
これをきっかけにして、日本の技術を再び盛り上げよう、という意味もあるのです。
たしかに日本には世界レベルの技術を持っている企業がたくさんあります。
その例がこの28面に掲載されている企業です。
明星電気とか多摩川精機とかが特に良いですね。
こういった世界的な技術を持っている企業ほど、自社の宣伝があまり上手ではないため、就活生の目や耳に届きにくい、という面もあります。
よって、競争倍率が低い優良企業でもある、と言えます。
特に文系の方はこういった会社に入社していただきたい、と考えています。
理由は、大きなチャンスがあるためです。
「はやぶさ2」をきっかけにして、世界中から注文のオファーが来るはずです。
その波に乗じて、企業もより成長し、あなたも世界中で仕事することによって、社会人としてのスキルが大きく成長することができるのです。
世界中で仕事ができるもう一例として私は、農業を挙げています。
今、日本の農作物を世界中に売ろう、というプロジェクトを進めています。
これの元ネタはオランダです。
オランダは農作物の輸出でがっちり稼いでいます。
オランダと同じことを日本で行おうとしているのです。
その潜在力はあります。
なぜなら、日本のコシヒカリや小玉スイカがアジア諸国で数万円で取引されているのです。
これは大きなチャンスですよ。
前項では製造業を挙げましたが、農業も視野に入れることもオススメしています。
農業といえば農家を連想するかもしれません。
しかしそれだけではなく、ヤンマーやクボタといった農機具メーカーや、日本肥糧や片倉コープアグリといった肥料メーカーなども良いですね。
TPPやFTAの影響で日本の農業は大きく進化すると私は考えています。
この進化をきっかけにして日本の農業は世界的に大きく成長するかもしれない、と私は考えています。
この躍進に乗じて、農業に挑戦してみるのも「有り」です。
私は意識的に製造業と農業をオススメしています。
さらには皆様の目から見て、他のオススメの業界があるはずです。
このように自身の学科の枠を意識的に外して、広すぎるほど広い業界の数々を調べていきましょう。
何か大きなチャンスがありますよ。