審査官から見たグループディスカッションの攻略法
高田 晃一2019年02月12日08時00分
先日、弊社の就活講座に参加された学部3年生から質問を受けました。
長い文章で質問を受けたのですが、端的に申しますと「グループディスカッションの攻略法を教えてください」ということです。
よって今回は、グループディスカッションについて解説をします。
私が就職活動をしていた2002~2003年では、グループディスカッションは、ありませんでした。
私は198社の選考を受けたので、いろいろな選考手法を経験したのですが、グループディスカッションは全くありませんでした。
よって、グループディスカッションは最近出てきた選考手法だ、ということです。
正直私は、グループディスカッションは否定的な立場です。
理由は下の参考サイトに書かれている内容が、私と同じ意見です。
しかし、反対を嘆いていても、企業は普通にグループディスカッションを仕掛けてきます。
よってここで私ができることは、グループディスカッションの攻略法をお伝えすることです。
ここでお伝えすることを、この文章を読んでいる就活生であるあなたが実践して、易々と選考を突破していきましょう。
最初に考えなければならないことは、企業が選考の手法にグループディスカッションを採用する理由です。
これには2つの理由があります。
ひとつめの理由は、手っ取り早く就活生を大量に落とせることができるためです。
とても悲しい理由なのですが、これが現実です。
私もグループディスカッションの審査官を多くやってきているのですが、本当に大量の就活生をバッサリと落とせるのですね。
その理由は、この後に述べるふたつめの理由ができていないためです。
とても悲しいのですが、これが現実です。
ふたつめの理由は、素でリーダーシップを持っている就活生を見極めるためです。
多くの企業はリーダーシップを持っている就活生を求めます。
仕事は数人から数十名さらには数百名にも及ぶプロジェクトで動いています。
このプロジェクトにリーダーとして能力を発揮できる人を求めています。
これはグループディスカッショをすると、ある程度わかってしまうのですね。
数名で話し合うと自ずと司会役になる方が居られます。
この司会役の振る舞いがリーダーとして相応しいかどうかが見られているのです。
よって、グループディスカッションでは率先して司会をしましょう。
書記とかタイムキーパーとかを勧める就活支援業者の方が居ますが、これらの役割はほとんどしゃべらないため、合格する確率が圧倒的に低いのです。
これは私の審査官の経験から言えます。
グループディスカッションでは司会をすることが、選考に合格するための圧倒的な近道です。
是非、率先して司会になりましょう。
そして、司会に相応しい振る舞いをしましょう。
「アメトーク」での雨上がり決死隊氏、「99人の壁」での佐藤二朗氏、「朝まで生テレビ」での田原総一朗氏、以上3氏の番組内での振る舞いが、司会の振る舞いとして、非常に参考になりますよ。
<参考サイト>
就活のグループディスカッションが「百害あって一利なし」な理由
https://diamond.jp/articles/-/174751
グループディスカッションを体感的に学べる弊社の就活ブートキャンプです
https://careerpark.jp/employ/event/2352