企業が求める「コミュニケーション能力」とは?
高田 晃一2019年01月29日08時30分
今回は本の紹介です。
紹介する本は「仕事で必要な『本当のコミュニケーション能力』はどう身につければいいのか?」(安達裕哉・著、日本実業出版社・刊)です。
結論から申しますと、日本で就活する学生は全員、今すぐにこの本を読んで実践すべきです!
それほど重要な本であります。
どうしてか?
日本の企業で求められる「コミュニケーション」の定義について、具体例を交えて、無茶苦茶丁寧に教えているためです。
新卒の就職活動において、企業の方が学生に求めるスキルの最上位に「コミュニケーション能力」が挙げられています。
その「コミュニケーション能力」とはどういうことか、ということをこの本は教えていただけるのです。
「コミュニケーション」において、どうして学生と社会人とでミスマッチが起きるのでしょうか?
社会人はどうして、学生の言う「私はコミュニケーション能力があります」を全く信用しないのでしょうか?
いろいろな理由があり、この本も挙げているのですが、私の経験で言いますと、「それぞれの単語の定義の違い」があります。
そもそも学生が定義する「コミュニケーション」と、社会人が定義する「コミュニケーション」が全く違うのです。
私が経験したもっとミクロな例を挙げますと、「行動力」という単語があります。
あるとき「私は行動力があります」とアピールした就活生がいました。
具体的にエピソードを聴きますと、その学生は日本全国47都道府県全てに旅行で訪問したことがある、とのこと。
とても良いことです。
しかし、私が面接官を担当したこの会社は、グッときませんでした。
この会社にとっての「行動力」の定義に適っていないためです。
就活生がアピールした「行動力」は自分の好き勝手に行動した結果であります。
しかし、この会社は自分の好き勝手に行動することは一切なく、業務命令でいろいろな場所に行かされるのですね。
その1歩目が早い。つまりはすぐに行動に移せる人を「行動力がある」と定義しているのです。
このエピソードひとつにしても、ミスマッチが起きてしまっていますね。
このような感じでこの本は、仕事をしたことがない学生でも、実際に仕事をしている風景がイメージできるくらい具体的に、社会人が求める「コミュニケーション能力」の定義を解説しています。
この本を刮目して読み、本の内容を咀嚼して、面接の練習をしましょう。
そうしましたら、3月から始まる本選考で圧倒的に優位な位置に立つことができますよ。
今すぐ是非、この本を買いましょう。
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