「憧れ」で選考を受ける企業を選ぶとどうなるのか?
高田 晃一2020年07月21日08時00分
本日(2020年7月21日)の読売新聞19面より。
就活生の質問に文化放送の方が回答しています。
この回答も「有り」ですね。
私は別の視点から述べてみます。
就活生であるあなたが選考を受ける企業を探し始めるとき、そのスタート地点として「憧れ」で考えるのはOKです。
しかし、「憧れ」だけで企業を決めると、絶対に落ちます。
理由はお客様の視点で企業を選んでいるためです。
選考を受けるとは、その会社の社員になろうとすることです。
その会社の社員であるという当事者意識を持っていることが大前提なのです。
そこにお客様の視点でエントリーシートを書いたり、面接で話したりしますと「この人は完全にお客様気分で、ウチで働く気が全くない」と企業の方は判断し、即刻落ちます。
「憧れ」だけで運良く入社できたとしても、お客様気分で仕事をするため、仕事のクオリティにムラが出てくるのです。
さらには社内のダークなところをたくさん見ることになるので「思っていたのと違う!」と早期退職に結びつきやすい。
そういったところがあるため、「憧れ」で選考を受ける就活生を早期に排除しています。
しかし、多くの就活生は「憧れ」で選考を受ける企業を決めているので、タチが悪い。
「憧れ」だけで就活人気企業トップ10に入ってしまっていることで有名なのは、オリエンタルランドです。
「憧れ」一辺倒のお客様気分満載の当事者意識が全くないエントリーシートばかりなため、エントリーシート選考で9割以上簡単に落とせています。
オリエンタルランドから内定を獲得できる方法は、以前にこのコーナーで解説しているので、その記事をご覧くださいませ。
上の画像のとおり、鉄道業界も「憧れ」だけで選考を受ける就活生が多い業界です。
しかし、鉄道業界においては視点を少し変えると、鉄道好きが多く入社している業界があります。
これについても、以前にこのコーナーで解説しましたので是非、ご覧ください。
私としての結論は、「憧れ」だけで選考を受ける企業を決めてはいけないよ、ということです。
そこのところを意識して、選考を受ける企業を決めましょう。
(参考URL)
オリエンタルランドから内定を獲得できる方法(しくじらないための就活)
https://www.gosetsu.com/column/view/33
鉄道好きの就活生はどんな会社に入社を決めるのか?(しくじらないための就活)
https://www.gosetsu.com/column/view/43