履歴書写真撮影のポイント教えます
兵頭 秀一2020年04月15日12時39分
合説どっとこむでは履歴書写真無料撮影会という企画を2016年から実施しています。
https://www.gosetsu.com/seminar/photo
私自身の面接官経験とカメラマン経験の二つを融合した企画です。おそらくこういうキャリアの人は国内には他にいないと。なので最高レベルの履歴書写真を撮影できますよ、ということで始めました。この企画は想像以上にヒットしました。毎年1500人以上の方にご利用いただいている人気企画です。
私自身のカメラマン経験の背景を紹介します。当社では2008年の創業時からバドミントンメディア事業も運営しています。その関係で私自身がカメラマンとしても豊富な撮影取材経験を積んできました。世界選手権をはじめとして日本代表選手が出場する国際大会を長年にわたり撮影取材してきました。海外の大会の撮影取材も8か国行きました(インドネシア、マレーシア、香港、シンガポール、タイ、フランス、デンマーク、韓国)。その作品集はこちらです。
https://bcmilan1.wixsite.com/hyodo
バドミントンは室内でフラッシュ撮影が禁止です。高級で好感度な高い価格のカメラでないといい写真は絶対に撮れないスポーツなのです。そのため1台50万円クラスのNikon最高級カメラが当社には4台あります。その利点を生かす形で履歴書写真無料撮影会を企画しました。
この履歴書写真無料撮影会の企画を始めて5年。おそらく今、私自身は日本で一番就活生の履歴書写真を撮影しているのではないかと思います。一日に70人を撮影したこともあります。相当な経験値とノウハウを積んできました。その極意を紹介します。カメラが高級でなくても下記のポイントを押さえればいい写真が撮れます。
1.おでこを出した髪型
全開が理想です。例えば30%隠れていると30%自信がなさそうに見えてしまいます。70%隠れていると70%自信がなさそうに見えてしまいます。おでこが隠れた髪型の美容的利点は若く見えることにあります。若く見えるのは頼りなく見えるからです。就活においては不利な材料にしかなりません。アイドルタレントのオーディションなら頼りなく見えることも価値になることはあるでしょうが。街の写真館のプロカメラマンが最も犯す過ちはおでこを出すことにこだわっていない点にあります。なぜなら街の写真館のカメラマンは面接官経験がないからです。
2.目は大きめに開く
面接官視点での単純な採用の動機は2点。頼もしく見えることと親しみやすく見えることです。目の輝きが頼もしさ評価に影響します。大きめに開くがマルです。
3.口角を上げる
つまり「笑顔」です。親しみやすさ評価に影響します。口元にしわを作るイメージで。口は閉じます。歯は見せません。しかし実は口角を上げるとその反動で目は閉じてしまいます。口角を上げたタイミングで目を開くという矛盾する動作の中でシャッター切るのが私どもの技術です。なので「はいチーズ」というリズムでの撮影はしません。ここだ!というタイミングでシャッターを切っています。まさに0コンマ何秒のタイミングなのです。
4.首元の影は大丈夫
ライティングの関係で首元に影ができることがあります。面接を知らないプロのカメラマンはこれを嫌います。ですが履歴書写真という目的においては全く関係ありません。面接評価に関係のないこともこだわってその技術まで撮影料金に反映されてしまうところが面接素人プロカメラマンの怖いところですから気をつけましょう。もちろん彼らには悪意などないのですが。
5.ネクタイの首元
このようにきっちりと締めましょう。ここが緩んでいてワイシャツの第1ボタンが見えていたり、縦のひもがこの場所に見えていたりするとだらしなく見えます。7割以上の学生さんがここがだらしない状態になっています。
6.ネクタイの色は関係ない
ネクタイの色は合否に関係ありません。ネクタイピンはあってもなくてもかまいません。それらは人材評価とは無関係の「どうでもよいこと」なのです。
7.ピン止めは見えても良い
女子からよくいただく質問は「ピン止めが見えても大丈夫ですか?」です。ハイ大丈夫です。