1次面接は通過するのだけど、2次面接で落ちてしまう人のパターン
高田 晃一2019年04月30日07時30分
就活生から来たお悩みに回答しました。
「1次面接は通過するのですが、それ以降がうまくいかない」
このお悩みを今年も先日に受けました。
これについての回答をします。
特に募集人数の多い企業になるほど、面接はあるところでスパッと分断されます。
あるところとはどこか?
面接官が管理職以上になるときです。
往々にして1~2次面接は面接官の方はヒラと係長・主任クラスの方です。
よって、一般的な面接と同様に、志望動機や学生時代に頑張ったことを聞かれます。
しかし、2~3次面接くらいからは質問の内容がガラリと変わります。
面接官が管理職もしくは役員さらには社長が担当してきます。
「あなたは小学生のころはどんな子供だったか?」
「親友と呼べる友達は何人ぐらいいるか?」
「親からはどんな教育を受けてきたか?」
このように、絶対にあらかじめ回答を準備することができないような質問をいくつも振られます。
こういった質問の狙いは、準備のできない質問をすることによって、学生の本音を引き出し、どんな学生なのか、自社が求めている人物像に合致しているのか、ということを試しているのです。
ここから私は何が言いたいのか?
あなたがどんなに優秀でも落ちることがあります。
その理由はあなたとその会社の相性が合わない、と会社側が判断したためです。
管理職以上になると、面接において「自社との相性」を特に重視しています。
しかしここで「私はあなたの会社に合っている人材なのですよ」とアピールしても、インパクトが弱い。
そこで、自分が会社に合っていると面接官に思わせるためのテクニックをご紹介します。
それは「あなたが志望している会社の社員の雰囲気を真似すること」です。
OB訪問や会社説明会などに何度も行くうちに、その会社の社員に共通している雰囲気がだんだんと分かってきます。
面接ではそこを真似するのです。
これによって、「この学生は俺に似ているな!」「この学生はなんだかうちの会社にいそうだな!」と面接官に思わせることができれば、あなたの圧倒的大勝利です。
例えば、落ち着いた雰囲気の社員が多い会社の面接では、髪型やメイクも落ち着いた雰囲気にし、喋るスピードも少し落として面接に臨みます。
また、体育会系のノリが強い会社の面接では、体育会なノリのエピソードを話したり、声のトーンを普段よりも上げたりして、体育会に居そうな雰囲気を作りましょう。
たとえあなたがインドア派で体育会系でなかったとしても、面接でのたった数十分間は体育会の人間を演じてください。
どんなにあなたが入社への思いを熱弁したとしても、会社と相性が合わなそうだと思われてしまうと面接では次のステップに進めません。
よって、全力で演じましょう。