商社から内定を獲得するのはどんな就活生なのか?
高田 晃一2018年11月27日09時00分
週刊東洋経済11月17日号より。
この号では総合商社と専門商社が特集されております。
特集の中で人材についての記事もあります。
新卒の採用活動についてです。
なかなか良い内容なので、読んだ方が良いのですが、この記事から私もインスパイアされました。
よって今回は私の仕事を通じての経験から導き出された商社、特に専門商社から内定を獲得できる方法をお伝えします。
総合商社でも専門商社でも、究極的に求められているのは「元気があること」と「論理的なコミュニケーションができること」この2点に集約されます。
よって、面接重視であり、エントリーシートの通過率は、他の業界と比較して相対的に高い業界です。
まず「元気があること」これはどういうことか?
別の表現をしますと「弊社の代表としてお客様の前に出しても恥ずかしくない人か?」ということです。
元気な人には元気な座り方(立ち姿)があり、元気なスーツの着こなし方もあり、元気な表情があり、元気な声の出し方(話し方)があります。
これらの全てができているでしょうか?
具体的な方法は私の本「これだけ!内定」の最終章で解説していますので、読んでいただければと存じます。
本の内容から補足しますと、男女問わず、日課として無理のない範囲で筋力トレーニングをすると、さらに良いです。
トレーニングをすると筋肉が付くのは当たり前ですが、立ち姿や座り方といったスーツの着こなし方がカッコ良くなります。
さらには顔の表情も柔和になって、「元気があること」の条件を簡単にクリアすることができます。
つづいて「論理的なコミュニケーションができること」これは入社した際、商社ですから営業と交渉と御用聞きの連続です。
お客様の本意を正確に掴み、これを弊社の優位な方向に向けながら、適切な回答ができること。
これが、商社が求めるコミュニケーションの能力です。
これは面接の場で十分に試されます。
商社業界の面接に割く時間は相対的に長い傾向にあります。
いろいろなシチュエーションに対して、企業の意図に沿った回答ができるのか、ということをじっくり試しているのです。
よって、商社志望の方は入念な面接の練習が必要です。
面接のポイントは、格段に年上の人と社会人として相応しい話しができるのか、ということです。
そのためにはあなたの通う学校のキャリアセンターの方に模擬面接を行うはもちろんのこと、OB訪問もしましょう。
商社業界はOB訪問の回数を、内定を与えるかどうかの基準にしている会社も結構多くあります。
そういった意味でも、あなたが志望している商社の方に連絡をして、OB訪問を行いましょう。
あなたが志望する会社についての情報を掴めるとともに、面接の練習にもなりますよ。