競争倍率の低い優良企業がたくさん集まる展示会が来月に開催されます
高田 晃一2018年10月09日10時00分
私は日頃、就活生の方々に対して「合同企業説明会もいいけど、展示会にも行った方が良いよ」と言っています。
展示会は会社説明会では絶対に知り得ない企業情報の宝庫だからです。
その最たる理由は、現場の社員と話ができることです。
就職活動のイベントで登場する会社の担当者は、人事部門の採用担当の方です。
よって、最前線の現場より、ちょっと遠いところがあります。
しかし、展示会の目的は商談、ビジネスの更なる発展ですので、ブースに居られる方は、最前線の現場の社員です。
彼らはきちんと事情を話せば、応じていただけます。
よって、説明会では知ることのできない情報を教えていただけます。
もうひとつの理由は、その会社の最新の商品やサービスに直接触れることができるためです。
BtoCはともかく、BtoBの商品やサービスを世間一般の人たちが触れられるのは、こういった展示会だけです。
これらのものを直接に触れ、そのときの感覚で志望の可否を判断することができます。
展示会から内定を獲得した事例もたくさんあります。
特に多いのは、毎年12月に開催されるエコプロダクツです。
エコプロダクツはエコや環境にまつわる事業を行っている企業が全国から集まります。
実は、エコや環境についての会社は、9割方ベンチャーや中小企業なのです。
ということは、社長自らがブースの先頭に立って、自社の売り込みを行っていることが多いのです。
ここに着目します。
商品やサービスに興味を惹く会社がありましたら、そのブースに入り、一通りの説明を受けます。
この後に自分が就活中の学生である、という事情を話します。
対応はさまざまですが、たまたま話しかけた方が社長または人事に関しての権限を持っている方ですと、採用についての詳しい話しをしていただけます。
ここで詳しく話し込んで、社長や人事に関しての権限を持った方と仲良くなります。
そして、面接を受けて、あっさりと内定を獲得できるのです。
毎年10名は、この方法で内定を獲得しています。
もうひとつ、オススメの展示会があります。
来月11月1~6日に東京ビッグサイトで開催される日本国際工作機械見本市(JIMTOF)です。
これは文字通り、工作機械の見本市です。
金属を削って成型したり、部品を組み合わせて製品を作ったり、正確に計測して不良品を未然に防いだり、などといった機械が展示されます。
こういった機械はヨドバシカメラやビックカメラで販売されていないため、世間的な知名度は全くありません。
しかし、業界内では世界的シェアを獲っている日本企業がたくさんあるのです。
こういった情報は工学部の学生には学科の勉強を通じて入手できますが、文系の学生には全く入ってきません。
よって、文系向けの採用の競争倍率が圧倒的に低い会社が多い業界でもあるのです。
競争倍率が高すぎる業界がいくつかありますが、そういった業界よりも規模が大きく(それゆえいただける給料も多い)、競争倍率が低いのは、まさしく狙い目です。
志望業界や志望企業を特に決めていない方、優良企業やホワイト企業に入社したい方は是非、日本国際工作機械見本市(JIMTOF)に参加することをオススメします。
この展示会は、学生向けのイベントも開催予定でありますので、こちらにも参加して、さらに詳しい内定獲得に近づく情報を掴むのも絶対に良いです。
日本国際工作機械見本市(JIMTOF)の公式WEBサイト
http://jimtof.org/jp/index.html
日本国際工作機械見本市(JIMTOF)の学生向けの企画
http://jimtof.org/jp/evt_stu.html