面接における良い緊張と悪い緊張
兵頭 秀一2015年01月22日14時40分
面接における緊張は2通りある。それは「いい緊張」と「悪い緊張」である。
いい緊張とはその方の誠実さや真面目さがにじみ出ている緊張だ。信頼性という点で高く評価できる。一方、悪い緊張とは「自分を実力以上に見せようとする」ことから起こる緊張である。悪い緊張の原因はズバリ準備不足。スポーツなどでもそうだが、自分の力量や引き出しの半分くらいを出せばクリアできる局面では緊張しないものだ。面接におけるスピーチも同じだ。「あなたのキャリアプランを30秒で語ってください」と質問をぶつけた時、本当に志がある人は5分でも1時間でもそのテーマについて語ることができる。だから緊張はしない。次のような準備ができていれば「悪い緊張」はなくなるはずだ。
1.事前にその企業の研究を十分に行うこと
2.ビジネスマンとしての志を確立すること
3.1と2がつながっていること(私にはこういう夢がある、御社へ入社することがその夢への道筋と確信している、と言える状態)
これこそが面接の品質を向上させるための「事前準備」なのだ。