恋愛論と就活論
兵頭 秀一2020年04月06日14時15分
面接対策のようなセミナーで例え話を用いる時、恋愛論を持ち出すと参加者は目を輝かせてよく頷きます。「あーなるほど、わかる、わかる!」と。
1.相手に好きだと言わせるのではなく自分から好きだという方が成功率が高い。
2.一日だけのデートは短期契約だからスペック重視で相手を選ぶ。だが結婚は長期契約だから信頼性重視で相手を選ぶ。就職は長期契約だから信頼性評価のウェイトが高い。
3.異性からの告白を受ける時、相手に聞きたいことは自己PRではなく志望動機である。面接も同じ。
4.そこにいる男が超イケメンでお金もあって話が面白ければ「君は第二志望だよ」と言われてもデートはしてみたくなるという女性はいる。だけどそこそこの男だったら自分のことが超第一志望でなければ選考のテーブルにも乗らない。
5.結婚相手は日本中にいる約6千万人の異性を分析してベストパートナーを探したりするわけではない。日常的に周辺にいる20名くらいの異性の誰かと縁が生まれていく。就職先探しもそういうものである。
6.効果的な口説き文句は相手によって異なる。一律ではないので想定問答集の完全版はない。
7.お見合い結婚でも生涯のベストパートナーとなることはありうる。結局は縁を大切にできるかどうかである。